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マル虫絵日記

イラストレーター マルヤマ ジュンのブログ

信号待ちで

なぞなぞは得意と思っていた、僕です。


夕飯の買い物をして、家に帰る途中の信号待ちをしていると、横にいた小学生の姉妹の会話が聞こえてきました。
姉の方が小学5年生くらいで、妹の方が小学2年生くらいです。
どうやら、姉がなぞなぞを出しているようです。


姉:「初めは、スズメが5羽、次にハトが5羽、最後にツルが5匹、全部で鳥はいくつでしょうー?」
妹:「ええーと…。」


僕の心の声:(ああ、足し算ね、全部で15だよ。15、15。)


妹:「15?」
姉:「ブブー、正解は10。」


僕の心の声:(ええー、何で何で?5+5+5は15だよ)


妹:「なんでー?」
姉:「最後のツルは折り紙のツルだから5匹なの。だから鳥は全部で10羽だよー。」


ああ、やられたー。
匹と言ったのは、ワザとで、折り紙のツルを想定していたからだったのかー!
文章にすると、案外分かりやすいですが、言葉で聞くと、うっかり本物の鳥を想像しちゃうのです。
みごとに、おっさんはひっかけられました。


最近は息子くんが「なぞなぞ、してー。」と言うので
「赤くて丸くておいしい果物なんだ?」となぞかけしてあげると
「でんしゃ!!」
という、まったく見当はずれな答えが返ってきます。
本人は、なぞかけられるということが楽しいようで、答えを考えるという事にまでは頭が働いていないようです。


ちなみに「息子くんの大好きな人はだーれだ?」に
「パパ!」と答えてくれた時は、泣きそうなほど嬉しかったです。
ちなみのちなみに、ママが同じ質問をすると
「ママ!」と答えます。
うーん、親孝行な息子くん。